久しぶりのブログ更新

このブログを見返してみると、前回は1月にアメリカで書いた記事が最後である。その後、オーストラリアに移動してから再開しようと考えていたのだが、2月末にアデレードに着くとまもなく新型コロナが大流行を始め、3月末からオーストラリアでは厳格なロックダウンが始まった。不要不急の外出は制限され、街はゴーストタウンと化し、日々の食料の買い出しに出かけるくらいであった。当然、ブログに書くほどの出来事もなく、日々、感染者数の増減に一喜一憂しながらツイッターを更新するのが精一杯であった。

悪夢のような4月・5月が過ぎ、ようやく6月に入ると早期に厳格なロックダウンを実施した成果が出始めた。アデレードでは新規感染者ゼロが続き、日常生活が徐々に戻ってきた。オーストラリアでは、アメリカやイギリスのような感染爆発は生じておらず、社会全体に安堵感が漂ってきた。ただし、お隣の都市メルボルンでは感染拡大が続いており、第二波の懸念から再びロックダウンが実施されており予断を許さない。

私は8月初めに帰国予定であるが、日本では海外からの帰国者に厳しい水際対策がとられており、羽田空港でPCR検査を受けた上で、陰性であっても、14日間の自己隔離が求められる。オーストラリアは日本より新規感染者数が少なく、帰国者に対する負担が大きすぎるのではないかと思うが、ルールであれば仕方がない。現状では日本に帰る飛行機が飛んでいるだけでも幸いである。ただ、イギリスでは、あれほどの感染者が出ているにもかかわらず、日本など感染の落ち着いた国からの旅行者に対しては水際対策を解除している。このあたりが一律対応しかとれない日本とは、お国柄の違いなのであろう。

帰国まで残り数週間となって、ようやくブログを更新する気持ちの余裕が生じてきた。せっかく機会を与えられた海外出張なので、忘れてしまうのはもったいない。コロナ禍の最中においても楽しかったことがゼロではない。この数ヶ月の間に起きたこと、考えたことを、少しずつ思い出しながら記録に留めておくことにしたい。

アデレードの街

その他

Posted by Michi