WiFi中継器を設置する
今後、本格的なテレワークになるので、念願の光回線(Nuro光)を自宅に引きました。so-netから提供されたモデム(ZXHN F660A)にはルーター機能がついていて、2.4GHzと5GHzのふたつのWi-Fi電波が出ています。拙宅はよくある木造の二階建です。
まず、高速であるが障害物に弱い5GHzは、主に一階部分で使用することにしました。ルーターを設置したリビングルームには何も遮るものがないので、Amazon Fire TVなど動画再生を必要とする機器につなげました。ドラマや映画も止まることなくサクサクと見られます。ここまでは問題なし。
つぎに、仕事で使うPCは二階にあり、これにWi-Fiを繋げなくてはなりません。一階のリビングからは距離と複数の壁があり、2.4GHzもだいぶ電波が弱くなります。有線でLANケーブルを引くのは厳しいので、無線中継器で繋げることに決めました。アマゾンで購入したのは、TP-LINKのRE305です。最新型で、コンセントに直差しできて、867+300Mbpsの速度で接続できます。カスタマー評価も悪くありません。光回線のルーターは1300+450Mbpsなので、もっと高速で繋がる上位機種を買う手もあったのですが、中継機器が大型になりますし、仕事用PCでは動画をあまり見ることもないので、コンパクトなRE305で十分だと考えました。(いずれ買い換えるかも知れませんが。笑)

スマホに設定用アプリをダウンロードし、RE305とルーターを接続した後、最適な設置場所を探してコンセントに差し込みました。早速、PCを起動してWi-Fi電波を見ると、平均して585Mbpsで繋がっています(ときどき最高速の867Mbps)。やはり速い!
しかし、2~3日してZoomミーティングでPCを使っていると、頻繁に中断するようになりました。自動で回復するのですが、1-2分かかります。原因を調べてみると、どうやらTP-LINKの中継器の「ハイスピードモード」というのが関係していることがわかりました。推奨設定の自動にしておくと、中継器はホストネットワーク(親機)とのWi-Fi接続に基づいて、ワイヤレスバンドの片方を自動的に無効にし、もう一方を高速化させる機能があるようです。これが時々中断しては回復する原因と思われました。そこで、この機能を手動で固定しました。ルーターから中継器までは2.4GHz、中継器からPCまでは5GHzで繋がるように設定しました(逆の手動設定も可能だが、これが高速の組み合わせ。)。
しばらくは安定していたのですが、二階でWi-Fi接続する機器を増やしていくと、今度はインターネットが切断したまま回復しない状態が続くようになりました。Wi-Fiは繋がっているのに、インターネットがないのです。これはIPアドレスの問題だと疑い、ネットで検索すると、なんと、このルーター(ZXHN F660A)には各SSIDに10台ずつしかIPアドレスを割り当てられないことが判明しました。確かに拙宅には、すでに20台近いWi-Fi接続機器があります・・笑。1台でもオーバーすると、IPアドレスが自動取得できなくなり、インターネットが切断するというわけです。
解決方法は、接続機器を減らすか、SSIDを増やすしかありません。ネットを調べると、SSIDの数を増やす方法があることがわかりました。そこで、2.4GHzのSSIDをひとつ増加したことで、IPアドレスのエラーは生じなくなりました(下記の情報を書いてくれた方に感謝!)。
紆余曲折はありましたが、現在のところ、拙宅のWi-Fiは快適に繋がっています。